初めて「波風の少ない日に飲む、スローなビール」というベースコンセプトを聞き、サンプルのビールを飲んだ時、なるほど。ちゃんとビールでコンセプトが表現できている!と感じました。その反面、これをしっかり伝わるように表現するのはとても難しいとも思いました。
コンセプトを組み立てていく中で、ビールの特徴、飲むシーンなどに共通して「ゆるさ」がキーワードになることに気づきました。そこから、ネーミングや表現全てにおいて「ゆるさ」を軸に、世界観を作っていきました。
ゆるめのイラストでビールを飲むシーンを描き、よく見ると人文字でYURUになっている遊び心をプラス。デザイン的に思わずキチっとそろえたくなる部分もグッと抑え、ビール表示などのキチッとしないといけない部分までユルっとしてみたら、そこにはしっかり赤字が入って戻されたりと。できる限りゆる〜くしていきました。
あるとき、コピーライターが「これは、アサヒスーパーユルイだね。」と言いました。なるほど商品名それも良かったかも?